向精神薬の横流し事件!その真相は?どうしてこんなことするの?
こんにちは!塩だよ!
なんだか暑さも落ち着いたと思いきやまた熱くなってきたよね。
塩はいつも21時くらいに帰るんだけど全然暑さがおさまっていないもんね。
しかも家に帰れば家の床がまだ暑くなっているからエアコンをいれても床が暑くてなかなか横になれないっていう...
はやく夏おわれぇぇぇい!
っていうことで全然関係ないけど今日は薬がらみの犯罪についてだよ!
薬っていうと我々医療従事者は医療用医薬品とかを想像するけど、一般の人は犯罪と結びついて考えやすいみたいだね。
今回の事件はそんな良くないイメージを更に悪くしてしまうような事件だよ。。
以下、日本経済新聞の切り抜きだよ
向精神薬を横流ししたとして、近畿厚生局麻薬取締部は2日までに、兵庫県内で薬局2店舗を経営する薬剤師、守田幹容疑者(54)を麻薬取締法違反(営利目的譲り渡し)の疑いで逮捕した。
麻薬取締部と兵庫県警は、守田容疑者から薬を受け取っていた中国籍の張浩浩容疑者(34)=千葉県松戸市=を医薬品医療機器法違反(販売目的貯蔵)の疑いで逮捕している。守田容疑者が最近数年間で張容疑者らに向精神薬10万錠以上を横流ししたとみて調べる。
逮捕容疑は7月上旬、医師の処方箋を持たない張容疑者に向精神薬約500錠を売った疑い。認否を明らかにしていない。
麻薬取締部は、守田容疑者が大量の向精神薬を仕入れているとの情報を入手。2月に薬局を立ち入り検査し、転売先などを調べていた。〔共同〕
薬剤師の風上にもおけない!
っていう風に思うけど、こういう事件は薬剤師とかの医療従事者が起こすことが多いよね。
所詮は人間だから色んな人がいるってことなんだけど、54歳まで経営者をやってきて薬局を2店舗も経営するような人がこんな事で捕まるなんて悲しいよね。
なんだかここまで薬局を発展させてきたのもそういう人には言えない事に手を出して利益を伸ばしてきたんじゃないの?って思われてしまってもしょうがないよね。
はい、みなさん、横流しはダメですよ。
ダメなことを前提にお話しすると、儲けようと思えばもちろん儲けることは可能だよ。
薬の通販サイトとか、ドラッグストアでの薬の値段を見ればどれだけ儲かるかわかるとおもうけど、薬って凄く高いよね。しかもあれは公的な場で売られている適正な価格だよ。
もちろん原価率っていうものは有るけれど、横流しって事で値段もつり上げることが出来るだろうし、言い値で売れるよね。
今回は10万錠って言うから驚きだよね。一箱1000錠だとしても100箱になるよ。
仮にすごく少なく見積もって1錠100円が利益としたら1000万円は儲けているよね。
100円っていうのは納入価になるとしたら、その数倍から数十倍は儲けていると思う。
人間甘い蜜を吸ってしまったらそれを繰り返すよね。この人も途中で辞められなくなったんじゃないかな。
やっぱり薬局を2店舗も経営するような利益はこの闇取引で稼げそうだよね。
事件の真相は不明だけど、向精神薬には区分というものがあり、第一種から第三種向精神薬まであるんだよ。
もちろん第三種から第一種になるにつれて中毒になりやすかったり効果が強かったりして注意が必要になってくるんだけど、さらに第2種以上は帳簿に数を書いて確認しなきゃ行けない義務もあるし、処方できる日数に制限があるんだよね。
だから医者に処方してもらうと自分の思うより少ししか処方してもらえなかったりしてなかなかたくさん手に入れることは難しいんだ。
あと向精神薬はその催眠作用を利用して犯罪とかに使われる事も残念ながらあるから、そう言う意味でも処方する側(薬局も含めて)はかなり注意して患者さんに渡しているんだよ。
例えばロヒプノールっていう薬なんかは犯罪に使われすぎてアメリカに持ち込むことが禁止になっているんだ。
もちろん特別な申請を出せば何とかなるかもしれないけど、それだけ注意が必要なほどに悪用されているって事。
この薬は悪用されすぎて、中身が真っ青に改良されたんだ。
例えば飲み物に混ぜて人にのませようとしても飲み物が真っ青になるからすぐわかるし、粉末にしても青いからそれが何の薬かわかりやすいよね。
それくらい注意されている薬もあるくらいなんだけど、こうしてそれだけに欲している人も多いんだよね。
今回横流しされた量をみると悪用目的な気がするよね。警察には是非この売られた薬がどこに使われているのかを突き止めて欲しいなぁ~。