薬剤師は伝えたい!

今日から使える情報をあなたに。

【セクハラ】医療機関でのセクハラについて

ちわ!塩だよ!

今日は一風変わった話題で「セクハラについて」だよ!


特に塩がセクハラした、されたというわけでもないけど、医療機関って結構特殊な人種や人口層が集まる職場だからセクハラに対する考え方もプレジデントとかダイヤモンドとかに掲載されているような一般的な「セクハラおじさん」によるものだけではないと思うんだよね。


そんな特殊な事情は単純に医療機関に女性が多いとか、若い人が多いとかそう言う問題だけではない気がするよ。


今日はそんな医療機関におけるセクハラ問題に関して論じていこうかなと思うよ!

 

一般的なセクハラとは

 

セクハラに一般的も特殊も無いとは思うけど、通常よく考えられるセクハラって言うのは上司や目上の人が部下や目下の人に行うものだったよね。

 

昔からセクハラおじさんって言うのが居て、そういうのが若い女の子に「彼氏とはどうなんだ」とか、「夜のほうはどうなんだ」とかいうのがセクハラだっていうステレオタイプ的な話もあるけど、最近は働いている女性も多いし女性管理職も増えてきたから女性から男性へのセクハラが問題になることも多いよね。

 

特に男性は昔から「セクハラ的な扱いをされても大丈夫な生き物」という感じで扱われてきたから忘年会で裸踊りだのさせられても別にセクハラとは言い出せなかったし、言い出したら「何言ってるのあいつ」って言うくらいに扱われてきたと思う。

 

でも現在はそう言う時代ではないからセクハラの問題を考えるときには女性、男性の壁を無くして「嫌なモノは嫌」っていう事を考えていかないといけない。

 

それにセクハラをする上司や目上の人って、セクハラをしたくてしている人もいると思うけど、実はコミュニケーションの取り方がわからなくてふざけた話題を選択した結果セクハラになってしまっている人も少なくないと思う。


普段は仕事の話とか、業務の連絡でコミュニケーションをとっている人が、居酒屋に連れてこられて若い子と「さぁ、話せ!」っていわれても何を話したらいいかわからないし、自分が話したことが相手を困らせることになってしまうのではないかって心配になった結果そんな話題を選んでしまっていることもあると思うよ。

 

だからセクハラ発言をしてくる人がどういう気持ちでいるのかっていうことも考えるべきだと思う。

 

セクハラが起きやすい職場とは

 

驚くことにセクハラっていうのはどこでも起きる問題ではなくて、起きやすい職場っていうのが有るみたいだよ

 

(労働政策研究・研修機構「妊娠等を理由とする不利益取扱い及びセクシュアルハラスメントに関する実態調査結果」2016年)。

 

セクハラの態様のトップ3は、

1)容姿や年齢、身体的特徴について話題にされた
2)不必要に身体を触られた
3)性的な話や質問をされた(性生活を聞かれた、卑猥な冗談を聞かされた)

 

で、これらのセクハラの経験率と職場環境との関連を調べたところ、セクハラ経験者が多い職場トップ3(多かった順)は、

 

1)職場の特定の人や係に仕事量が集中している
2)職場の特定の人しかできない業務が多い
3)恒常的に残業や休日出勤が多い

 

セクハラ経験者が少ない職場トップ3(少なかった順)は、

 

1)職場にはお互いを助け合おうという風土がある
2)職場は意見が言いやすく風通しがいい
3)職場のリーダーは社員間の業務分担等を良くマネジメントしている

 


でもこれ読んでみると、セクハラの経験者が多い職場トップって


医療機関があてはまるよね!?


職場の特定の人や係に仕事や集中しやすいし、スキルや認定、法令の関係で特定の人にしか出来ない業務も多い。恒常的に残業とか、休日出勤はもちろん多いし、セクハラの起きやすい条件がドンぴしゃだよね。

 

でも、セクハラは多いだろうか?


そりゃ局所的にセクハラを受けたっていう経験のある人は少なくはないと思うけど、大々的に病院などの大病院でセクハラが問題視されている事はないと思う。

 

その原因を考えていくよ。

病院では女性を怒らせると何も出来ない

 

セクハラが大々的になるって事はその組織の女性陣を敵に回したり、看護部などの組織が防止に取り組むことを意味しているよね。
医療機関で働いたことがある人ならわかると思うけど、そんなことしたら全く仕事にならないし、空気を吸うのも辛いくらいの雰囲気を味わうことになるよね。

 

これは女性が多いって言うだけじゃなくて、それぞれの職能が発揮されている場だから、その人を怒らせると融通を聞かせてもらえなくなるし、それどころかその人がやっていることを自分がやらないといけないかもしれない。でも専門性の高い職場だからそんなことは簡単にはできないし凄く苦労することになるよね。

 

これは「嫌われたらおしまい」っていう考え方が根底にあるからセクハラだけじゃなくて、様々なシーンで言える事で、男性は女性に対してかなり気をつかっている所はあると思うよ。

 

 

病院では男性は中和剤

 

これまでは女性から男性に向けられたセクハラを考えたけど、女性が多いなら男性に対するセクハラはどうだろうか?


女性が多い職場はどうしても特性上派閥だったりグループだったりが出来やすいし、それ自体問題ではないけど、派閥同士だったりグループ同士だったりで摩擦が起こることも少なくないよ。だから男性はそのどちらにも属さず、また攻撃などを受けにくい対象として中和剤として存在することも多いと思う。

 

この特性が有ることで、例えば代表でなにかやるときには男性、トップバッターは男性、っていう構図が角が立たなくてよくあるような光景だと思う。


塩はこう言うところにセクハラがあるのではないか、と考えるけど、でも事実上それで現場が回るならば仕方がない所もあると思う。

 

こういう「男性だから●●する」っていう構図は本人が嫌であればセクハラになるけど、言い出せない雰囲気が凄くあると思うからもし嫌だと感じていたらかわいそうだよね。加えて男性は女性と比べて自分の感情をはき出すことが苦手な人も多いから、言えない、それを常識だと思い込む、ってことはよくあるとおもう。

 

一方で男性であるおかげで派閥にも属さず、いわゆる「特別扱い」されている現状にも目を向けないと行けないと思うよ。男性だから許されているっていう面も大いにあると思う。かといってセクハラがあるならその現状は許容してはいけないけどね。

 


にほんブログ村