【センナ茶】医療用医薬品として病院でも使われるセンナ。その安全性と有効性は??
こんにちは!Ph.塩です☆
センナやその類似植物を含む製品が、「おなかスッキリ」「ダイエットに」という謳い文句で販売されています。
こうした製品の中には、「食品だから安全」といった宣伝もあるようです。 そこで、センナについて今回記載してみたいと思います
目次:
・センナでお腹すっきり、ダイエット効果?
・センナは安全なの?
・センナってそもそもなんだっけ?
結論から言うと、センナに含まれるセンノシドという成分が、腸内の働きを活発にしたりする働きがあります この効果のおかげで、便秘に強い効果をもたらします。
センナに含まれる成分は「センノシドA」と「センノシドB」があり、便秘薬などに使用されています。 医療用医薬品としてはセンノサイドやプルゼニドなどですね。 またアローゼンという黄色い袋に入った薬もセンナ由来成分です。
これらの下剤を服用している方も多いんじゃないでしょうか?? 医療用医薬品として病院でも使用されるように、センナには強い下剤としての力があるようです。
そして便秘が長く続くとおなかはぽっこりとしてしまうもの。 いわゆる脂肪を落としてくれるというダイエットは難しいかもしれませんが、宿便によるおなかの張りなどは解消してくれそうです。
その摂取量や摂取した人の感受性などにより、ひどい腹痛や下痢などの有害事象の原因となる可能性が否定できません。 しかし、このような話はどこでもあるんじゃないでしょうか?
みなさんニンニクや唐辛子を大量に食べた時には下痢になったりしますよね?またそういう刺激物を大量に取ると胃を荒らしてしまったりすることもあります。ですがニンニクも唐辛子もアリニンやカプサイシンを含み体には非常に良いとされている食べ物です。
それと同じで食品も薬品も何事も「適量」というものがありそうです。
しかし味や風味を楽しむ食品と違うのは薬は個人によって「適量」が大きく異なるということ。
病院でも上記のセンノサイドを4錠飲んでも排便ができない人がいる一方で、半分でも快便、という方もいます。
まずは少量から使用してみて自分にとっての適量というものを探ることが大事になってきそうですね。
センナは古くからその小葉が生薬として用いられてきました。 「小葉」というのその名の通り葉っぱの部分です。この部分に上記のセンノシドという成分が含まれています。
しかしこの小葉は医薬品にしか使用できないという薬事法という法律があります。
ただしセンノシドは小葉だけではなく茎にも同様の成分が含まれていることがわかっており、健康食品やセンナ茶にはこういった部分が使用されています。
これは昔センナが流行りすぎたころに小葉を大量摂取してお腹を壊し、病院にかからないといけなくなってしまった事件が起こったので規制をしているんですね。
やはり少量から自分に合った適量を、というお話が大事になってきそうです