【亜鉛】必須微量元素である亜鉛。その働きと効率的な摂取方法とは?
こんにちは! Ph.塩です!
今回は「亜鉛」についてです☆
皆さん、亜鉛は足りていますでしょうか?
もし以下のような症状がありましたら亜鉛の不足のせいかもしれません。
・皮膚が乾燥したり、アトピーのような症状が悪化している
・味覚が変わってきた、味が薄く感じる
・爪が変形したり割れやすくなってきた
・(男性)精力の衰えを感じる
・(子供)身長の伸びが遅い
それではこのような症状に対して亜鉛はどうして効いてくれるのでしょうか?
また、何を食べたりすれば亜鉛を補給することができるのでしょうか。
早速検討してみましょう☆
目次:
・亜鉛はどうして体に必要なの?
・亜鉛を摂取するためにはどうしたらいいの?
亜鉛:必須微量元素のひとつで、鉄の次に体に多く存在している。
体の中には数百種類以上の酵素が働いており、亜鉛はそれらの酵素の働きや生成に対して中心的な役割を担っています。
また細胞分裂が盛んなところに対しても関わっているので皮膚が新陳代謝をする事や味を感じる細胞である味蕾が正常に働くためにも必要なミネラルなんですね。
ですから亜鉛が不足すると、この記事の冒頭で書いたような症状が現われてしまいます
さて、亜鉛の毎日の摂取の重要さを説明する以下の有名な実験があります
目的:精子の形成に対する亜鉛の重要性を明らかにする
被験者:健康な男性5人
方法:1日1mgの亜鉛不足となるような食事を与える
結果:5人中4人の精子の数が減少し、5人中5人の男性ホルモン量が低下した。また精子の減少した4人のうち3人が妊娠するのために必要な精子量を下回り、著名なインポテンツが観察された。
この実験は評価する項目(専門用語ではプライマリーエンドポイントといいます)が精子の数でしたが、これは細胞分裂の盛んな細胞の代表として精子を選んだだけであり、そのほかの皮膚や頭皮細胞、味蕾のような細胞にも同じことが言えるでしょう。
また私個人の感想として入院患者さんの治療中も亜鉛が低下することがあり、その場合一番最初に気が付くポイントとしては患者さんが病院給食がおいしくないと訴えてくれることです。
このように実験データや日々の実感の中でも亜鉛が少ない事は人体に与える影響が大きいと言えます。
亜鉛を多く含む食品は以下のものです。
・カキ
・レバー
・ウナギ
・カシューナッツ
・たらこ
・ホタテ
・アーモンド
・高野豆腐
・さんま
・ささみ肉
・アルファルファ
などなど
あまりこれらの食品を「毎日食べるよ!」という方は少ないんではないでしょうか?
そうなんです、亜鉛は必要だといわれる割に意識的に摂取しないとなかなか不足してしまう元素であります。
そういった点で私は亜鉛を皆さんにサプリメントとして補給することをお勧めしています。
ただし、もちろん亜鉛のみだけで体の酵素が働いてくれているわけではないので日々の食事はバランスよく摂ることも合わせて重要なことです☆
また体の新陳代謝には良質な水分や保湿なども重要になってきますのでそちらも意識しましょうね♪