【RSウイルス】知っておきたいその症状と対策方法
こんにちは!Ph.塩です!
今回は「RSウイルスについて」です。
国立感染症研究所の発表では、乳幼児時期の子どもを中心に流行するRSウイルス感染症の患者さんが急増しているといいます。
9月5~11日の1週間で報告された患者さんの数は3347人で、東京新聞では今の統計方法になった2012年から見ると最多(同期比)とも言われています。
RSウイルスによるかぜは一年中見られますが、特に9月~4月にかけては非常に流行します。
RSウイルスによる感染症は2歳までの子供に一度は必ずかかると言われている呼吸器感染症です。
しかし6ヶ月以下の赤ちゃんでは重症化することがあり、肺炎などの呼吸器疾患と併せて発症してしまうと入院が必要とされることも少なくありません。
そんなRSウイルス感染症とはどのような病気で、どんな症状があるのでしょうか?また、どんな対策があるのでしょうか。
目次:
1.RSウイルスとは
2.RSウイルスの知っておきたい予防法5つ
このRSというアルファベットは、「Respiratory Syncytial(=呼吸器の合胞体)」の略を指しています。
ウイルスが感染すると呼吸器の細胞が寄り集まり複合体を作るためこのように呼ばれているそうですね。
どんな症状が起こるの?:
・水のような鼻汁
・鼻づまり
・ひどい咳、むせるような咳
・呼吸数が多くなってしまったり(多呼吸)、肋骨の下がへこむような呼吸(陥没呼吸)などの呼吸困難
・呼吸回数が無秩序に減ってしまう無呼吸
・気管支炎がひどく起こっているときに高熱(38.5℃以上の発熱)は少ないとされています
上記のような症状を見逃さないで、早めのかかりつけの病院にかかるようにしましょう!
感染経路:
飛沫感染と、接触感染です。つまり手や指からくっついたウイルスが鼻や口を通して感染するといった形です。他人のくしゃみや唾が自分に向けられる事でも感染します。
咳やくしゃみは手で覆ったりすることがエチケットですね。
潜伏期間:
体の中にウイルスが入り(感染)、そこから実際の症状を起こすまで(発症)するまでウイルスが潜んでいる期間(潜伏期間)は2~8日の範囲と言われています。その中でも多くの人は4~6日が潜伏期間だそうです。
感染する期間:
ウイルスが外に出て他人に感染する期間は7~21日と長く、この長さがRSウイルスの感染力の源となっています。もちろん感染力自体も強いです。
注意が必要な人:
・1歳くらいまでの小さな子供(赤ちゃん)
・低出生体重児、心疾患を持っている子供
・ぜんそくなどの呼吸器疾患を持っている人
他のかぜのウイルスと同じように、咳、くしゃみ、鼻水などによって感染が起こります。
できるだけお子さんがウイルスに感染しないようにご家族全員で協力して予防していきましょう
家族全員で手洗い
親子ともに、かぜをひいた人との接触を避ける。また家族で風邪をひいてしまった方は出来るだけ子供や赤ちゃんとの摂食を避けるようにしましょう。
また赤ちゃんと接するときには必ずマスクをして手を洗ってからにしましょうね。
手洗いうがい
外出から帰ったら石けんで手をよく洗うようにしましょう。爪の先や手の甲などが洗い残しやすいポイントです。また30秒以上書けて手洗いをするようにしましょう。
またうがいも心がけて、こまめに行うようにしましょう。
ひとごみを避ける
かぜの流行期には小さい赤ちゃんと一緒に人混みの中に外出したりかぜをひいている人に近づかないようにしましょう。
清潔に
赤ちゃんが触ったり口に入れたりするものは常に清潔に保ってあげてください
たばこの煙を吸わない
たばこの煙は気管支を弱めてしまいます。家の中ではたばこの煙を吸わない(受動喫煙しない)環境を保ってあげて下さい。また外出時もなるべく喫煙場所に近づかないようにしましょう。
特に、RSウイルスに感染すると、生後6ヶ月以下の赤ちゃんや早く生まれてきた赤ちゃん、慢性の肺疾患、心臓の病気、免疫不全、ダウン症候群のある赤ちゃんでは症状が悪化しやすいとされています。
症状が少しでもある場合はタダの風邪、と決めつけず、早い段階での診察をお勧めします。
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