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【台風と体調不良】:喘息や頭痛が悪化するのはどうして?その対処法とは。

こんにちは!Ph.塩です

 

今回は「台風と体調不良の関係」です。

 

今年は台風の当たり年ですね...被災された方々は本当に大変だと思います。

 

いつも思うんですが、台風がたくさん来る年というのを「当たり年」というのは間違っていないのですが、おめでたいことでもないのに少し不謹慎な気がしますね笑

 

ところで、台風が来ると体調が悪くなる方は多いのではないでしょうか?

 

ちなみに塩もそうでした。小児喘息があったため夏休みの間や新学期が入る頃はいつもヒューヒューゼーゼー言っていましたね。

 

台風が来ると備える物は懐中電灯や食料品ではなくて、喘息治療薬のネブライザー液などでした笑


しかし台風が来るときに問題になるのは喘息だけではありません。頭痛だったり、やる気のでなさだったり....色々ですよね。


今回はそんな台風が来たときに体調を元に近づける方法などを書いていきます!

 

目次:

1.台風が来るとなんで体調不良になるの?

2.台風が近づいて来たらどうすればいい?

3.台風と体調不良まとめ

 

1.台風が来るとなんで体調不良になるの?

台風はご存じの通り低気圧を伴ってきます。


この低気圧というのが非常に問題で、この気圧の急激な変化に体がついて行けないことから体調不良が起こるのですね。

 

そして低気圧に最も影響を受けるのが「自律神経」です。


自律神経というのは私たちが意識的に働かせることの出来ない「自律的に」働いてくれる神経の事を指します。

 

よく病院にいって「自律神経が乱れていますね」と言われて帰ってくると釈然としないですよね?


なぜかというと、自律神経は無意識のうちに働いてくれているので乱れていると言われてもピンとこないからです。

 

ちなみに自律神経には活発に行動させる「交感神経」と体をリラックスにする「副交感神経」という神経によって構成されています。

 

台風が近づいてくると副交感神経が活発になってしまうので強制的に体は「休まなきゃ!」というモードに切り替わるのです。


そしてこの副交感神経というのは脳の血管の収縮と弛緩や、気管支の収縮と弛緩に影響もしているので頭痛が起こったり、喘息が起こったりする訳です。

 

更に台風が近づいてきてだるさを感じる方も多いと思いますが、これも副交感神経が働いて体を強制的に休ませようとしているために起こることです。


台風と体長は一見関係なさそうですが、低気圧によってこんなに色々な事が体の変化として起こっているのですね~。

 

2.台風が近づいてきたらどうすればいい?

 

上記の自律神経の乱れを少しでも落ち着かせる事が解決方法になります。

 

自律神経を休ませる、という言い方も出来ますね。


自律神経を休ませる方法はずばり「静かな空間で本を読んだりしてじっとしている」ということが最も大事です。


といわれても皆さん仕事もありますし学校もある方もいますよね。


そんなときは「腹式呼吸」がお勧めです。

 

呼吸には、普段から行っている浅い呼吸の胸式呼吸と、腹筋を使って深く呼吸をする腹式呼吸があります。

 

この2つの呼吸のうち腹式呼吸は、自律神経の乱れを整えてくれます。

 

日本医師会が推奨する腹式呼吸のやり方は以下の通りです。


背筋を伸ばして、鼻からゆっくり息を吸い込みます。このとき、丹田(おへその下)に空気を貯めていくイメージでおなかをふくらませます。


つぎに、口からゆっくり息を吐き出します。お腹をへこましながら、体の中の悪いものをすべて出しきるように、そして、吸うときの倍くらいの時間をかけるつもりで吐くのがポイントです。


回数は1日5回くらいから始め、慣れたら10~20回が基本ですが、その日の体調に合わせて、無理なく楽しみながらやりましょう。


慣れてきたら腹式呼吸にイメージトレーニングを加えてみましょう。

 

息を吸い込むときは、高原のさわやかな空気や、好きな花の香りなど心地よいものをイメージし、息を吐くときはイライラの原因や緊張、不安などのマイナス要因がからだから出て行くのをイメージします。


この腹式呼吸に私は何度も助けてもらいました。

 

喘息で苦しくて大変なときにこんな事をやらせる大人は鬼だと子供の頃は考えていましたが今から考えると効果は絶大でしたね。


特に、イメージトレーニングは非常に大事で、「病気は気から」と言うわけではないですが、負の感情を紛らしたり少しでも忘れたり、頭の中から薄めることができると本当に楽になります。

 

是非ともやってみてくださいね☆

 

3.台風と体調不良まとめ

 

私は台風が来ると小さい頃はテンションが上がる子でした。

 

そしてハイテンションを保ったまま喘息モードに突入するというやっかいな子でした笑

 

そのときから腹式呼吸には非常に多くのシーンで助けられたと思います。

 

他にも腹式呼吸をする以外に子供だった塩は大好きだったテレビゲームをやったりしていました。


喘息だけではなくても病気になっているときは頭の中が「苦しい」「つらい」という頭でいっぱいになります。

 

こういった負の感情は、体にも影響する事があり、そういった所から目をそらすことは非常に有効でした。

 

しかし大人になれば何かに夢中になることが難しくなります。


子供のころはゲームでごまかせていても大人になればそんなことをしている場合じゃないと思ってしまいますし、日中は休めるタイミングが少ないですしね。

 

そんなときにどこでも出来る腹式呼吸を行いつつ、イメージトレーニングでなんとか頭の中から辛いという思いをそらしながら自律神経を整えることが大事なんじゃないでしょうか。

 

「辛いよ!」と言って見ても、「台風のばかやろ-!」と思ってみても治らないものは治りません。

 

それならば出来ることはやりながら台風による体調不良を撃退しましょう!


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