【ハロー効果】:心理学は日常生活でも使える?
こんにちは! Ph.塩です!
今回は「ハロー効果」について紹介したいと思います。
最近薬に関係なくなってきましたね笑
まぁ、、、総合健康サイトということで見逃してくださいな笑
ということで(どういうことで?)今回はハロー効果です。
これは心理学的な用語の一つで、これを覚えておくと日常生活でも役に立つかもしれませんよ☆
1.ハロー効果って何?
2.ハロー効果は日常でも使われている??
ハロー効果とはその人の能力に特に優れた部分がある場合、その他の部分も秀でて見えるという心理学的効果です。
この効果によってスポーツでも、学問でも、特定の分野に優れた人がその分野以外の面でももてはやされるという現象がしばしば起きます。
例えば現在リオオリンピックが開催されていますね。
後半戦に突入し、色んな選手が金メダルをとってメデイアが毎日のように報道しています。
つい先日もウサイン・ボルト選手が100m走でオリンピック3連覇を果たすという前人未踏の偉業を成し遂げました。
その報道の内容に以下の報道も含まれていました。
「ウサイン・ボルト選手は自身の競技の後、あるテレビ局のインタビューを一度だけ拒否しました。それはなぜかというとそのインタビューをされたときに他の競技の表彰式を行っていたからです。他の競技の表彰式の最中に自身の名誉をインタビューされることは他の選手へ不敬にあたるとボルト選手はおっしゃりました」
このニュースはワイドショーで取り上げられており、以下のようにワイドショーの出演者にもてはやされていました。
「こういった精神の持ち主だからこそ、偉業を成し遂げられたんだ」
「やっぱりボルト選手は内面もすばらしい」
もちろんこの出来事自体はすばらしい事です。
オリンピックに選手として参加している方々のみが感じる他の選手への敬意というものもあるでしょう。
間違いなく美談として成り立つお話です。
ですが、ちょっと立ち止まって考えてみましょう。
こういった精神の持ち主は他にいたとして、オリンピック3連覇という偉業を他の方も出来ることでしょうか?
もしくは他の選手に敬意を払う方は内面が磨かれている方ばかりでしょうか?
一概には言えないと思います。
もちろんボルト選手の人間性は私は全くわかりません。
わかっているのは陸上競技で偉業を成し遂げたことと、他の選手に敬意を払ったことがあるという事実のみです。
ですがその事実があるために、このように内面全てが優れているかのように、全てがその偉業に繋がっているかのように他人から見られることがあります。
これを心理学的な用語で「ハロー効果」と呼んでいるのです。
意識していないだけでハロー効果は日常生活にあふれています。
例えば学校の中で言えば、ある部活で表彰されている人は凄く立派に見えたりしますね。
他にもピッチャーとして三振をもぎ取っている選手なんかは、すごくかっこよく見えたりします。
そういう人たちがかっこよく見えている方はどこか心の中で部活動での活躍以外の面をもてはやしていたりしませんか?
他にも、会社の上司が仕事を完璧にこなしていたり自分に対して仕事を丁寧に教えてくれた場合でもこのハロー効果は成り立ちます。
そういった完璧にこなしている上司の仕事以外の人格などの面も優れているんじゃないかと考えがちではないでしょうか。
このようにハロー効果というのは日常生活でも多く見られ、私たちの心理活動に大きく関係しています。
なかなか自発的にこれを応用することは難しそうですが、このハロー効果の知識を踏まえて自分が他人から見られる目と、他人を自分が見る目というものを意識してみると新しい発見がありそうですね☆